ご挨拶
発足の趣旨は,それまでの20年に亘る料理制作・研究から得た「食育」をテーマに,フードプロデューサーという立場に立って多くの人に伝えていきたいというところにありました。すなわち「食を通して,健康で豊かな充実生活を作り上げる」ことに貢献しようということです。
そのため常に消費者と等身大,同じ目の高さ(台所視点)で食を見つめることにこだわり続けてまいりました。
そうした信念のもと,料理関連では家庭料理の伝承はもちろん,現代感覚溢れる料理法の追求にも挑戦し続けております。
またそれらの活動の延長線上で,地域特産品の普及支援・食材生産者への提言・食品メーカーの商品開発コンサルティング等を行うと同時に自社オリジナルな商品作りも手がけております。更には,食文化の提案というかたちで独自の“食文化フォーラム”も開催させて戴いております。
すなわち,これから食の仕事に携わっていくには,心身ともに本当に豊かな食生活,食空間のありかたを考える必要があります。その基本となるのは「食のサイエンス」と「アーティスティックな感性」です。“人間にとって良い食事とは”を追求する食のサイエンスを踏まえた上で,食に関する「情報」「モノ」「コト」「ヒト」などをアーティスティックな感性で企画・演出・表現をしていかなくてはなりません。
そうした意味から,私ども「フーディアムトクナガ」も職域を拡大し,「食のコンサルティング・ファーム」として再スタートしております。
皆様から信頼され,頼りにされるアウトソーサーとして頑張ります。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
徳永睦子 プロフィール
◆一般社団法人全国料理学校協会特別師範
◆元鹿児島MBC放送、KBC九州朝日放送料理講師
◆世界緑茶協会顧問
◆一般社団法人お茶結びプロジェクト理事長
1971年より15年間、鹿児島MBC放送で専属料理講師を務めた後、九州生協食品カタログの料理制作・監修を始める。1987年より8年間は、KBC九州朝日放送の料理番組を担当し、家庭料理の味の伝承・食育の大切さを伝えると同時に、現代感覚あふれる料理の提案を行ってきた。
1990年12月、「食」全体をテーマとした企画も手がけることを目的に、“食のコンサルティング・ファーム(有)フーディアムトクナガ”を福岡にて設立。自らフードプロデューサーとして、従来からの料理パンフレット、小冊子の監修、料理番組の制作、ホームページ作製を続けると共に、食品メーカーの開発担当者の指導、商品開発への参画及びフードコーディネート、食文化フォーラムのプランニング等の活動を展開している。
長年のテーマである食育をライフワークとし、美味しくおしゃれで健康に良い料理をTVや月刊誌などで提案しつづけている。JAをはじめ、地域企業とともに、講演や料理教室を通じ、地域の食育活動に積極的に取り組んでいる。地産地消、地域特産品の普及にも力をそそぎ、21世紀を支える食文化への提言などを行っている。
同時に、日本の伝統食品・文化である“お茶(緑茶)”に着目し、緑茶を使った料理メニューの開発・制作を続けている。また、緑茶の心と身体に対する機能を、執筆・講演などを通じ広める活動を積極的に行っている。
◆ホームページ◆
- 宮島醤油「徳永睦子のらくらくクッキング」
- あいや「徳永睦子の抹茶でチャチャチャ」
- 世界緑茶協会「キサラ~キッチンサイエンス」
- etc…
◆小冊子・レシピカード・料理ページ◆
- 読売新聞「ファミリークッキング」
- エフコープ「クリム」
- etc…
◆T V◆
- KBCとっても健康ランド
◆著 書◆
- 「今日はおいしい記念日」
- 「とっておき料理集」
- 「CHACHACHA COOKING~お茶で楽しいクッキング」
- 「おいしいクスリお茶」
- 「New TastesGreen Tea」
- (英語版:日本茶-新しい魅力と愉しみ方)
- 「いちご大好き!幸せレシピ」
- etc…
徳永雅彦 プロフィール
1979年 鹿児島生まれ
中村学園大学 大学院 流通科学研究科 修士課程修了
◆茶育指導士
◆修士(流通科学)
◆フードアナリスト
◆ロジスティクス管理スペシャリスト
◆ISO22000・HACCP審査員補
◆一社 お茶結びプロジェクト 理事
◆NPO法人Wing-Wing理事
◆九州茶道文化交流協会 事務局長
◆福岡貿易会会員
21世紀の食業人として生きるために、10代からの永き社会人生活から一念発起し、「食の中村」の流通科学系大学院に入学。九州唯一の専門学府で流通科学を専攻。甲斐諭学長(流通科学研究所長・教授・農学博士)に師事し、食品流通マーケティング・マネジメントの実践的手法と、同時に近年の革新的な国際ロジスティクス戦略や、体系的な消費者行動学、グローバルマーケティングを学ぶ。修士課程においては自身の手がける海外貿易を題材に「業務用食品の海外輸出戦略と貿易実務」を研究、製販国際分業の考え方を交えて論文を発表。在学中から、地域の宝とも言える食資源の有効活用と、新たな食品流通の展開をもって地域活性化を促すことを目的に、自身の足で九州中の食料産地、食品工場を訪問。自身の商品企画・開発アイデアもとに、地域力アップに繋がるビジネスを立ち上げるため、本気で生産者、加工業者と意見をぶつけ合い、企画を実践。現在は、今後益々高まる日本の食の海外需要に対して、「地域と世界を食でつなぐ」をテーマに、日々食品生産者、製造業者と奮闘中。二児のパパ。趣味:茶道。
コーディネーター
スペシャリスト
審査員補